こんにちは!スタッフの森下です。
レシピでは、旬の食材やその日の仕入れの品を吟味し、数多のスープを季節に応じてお出ししております。
暑い日が続くこの季節、スープはもちろん冷製で!
いくつか種類がある中、今回はフランス料理の定番ともいえる冷製スープをご紹介します。
それが、言わずと知れたじゃがいものスープ
"ヴィシソワーズ"です。
フランス料理にはかかせないじゃがいも。
そのじゃがいもを使った「三大じゃがいものスープ」がフランスにはあります。
一つ目は「スープ・ボーヌファーム」
薄切りにしたじゃがいもとポロ葱を炒め、ブイヨンで煮た暖かいスープ。
二つ目は、そのスープ・ボーヌファームを裏ごしてクリーム状にした暖かいスープ
「ポタージュ・パルマンティエ」
そして三つ目が、そのポタージュ・パルマンティエを冷製に仕上げた「ヴィシソワーズ」です。
実はこのスープ、フランス料理とは言っても、発祥はアメリカのニューヨーク。
このスープを考案した当時のNYのザ・リッツカールトンのシェフ ルイ・ディア氏がフランスのヴィッシー出身。
幼い頃に彼の母親が、暑い日に
じゃがいもとポロ葱の暖かいスープに冷たい牛乳を加えてくれた思い出から発想を得たものだそうで、
そのため、名をVichyssoise[ヴィッシー風の冷たいクリームスープ]として世に打ち出したのが始まりです。
じゃがいもの冷製スープはいくつか名前があるようですが、現在ではこのヴィシソワーズという名が定着しているようです。
当店ではこのスープを作るに当たり、
北海道原産の大変珍しい変わり種、"シャドウクイーン"という紫色の品種のじゃがいもを使用し、
目にも楽しい色鮮やかなピンクのヴィシソワーズとしてお出ししております!
ぜひ一度ご賞味ください(^ ^)